数理的な手法を用いたデータ解析は、ビッグデータの蓄積・活用が進む昨今、港湾空港分野においても重要性を増している。また、地盤、地震動、構造、沿岸・海洋といった既存の研究分野にとらわれない分野横断的な応用研究(例えば、応用力学)も重要になってきている。ビッグデータ研究グループでは、既存の分野の枠にとらわれず、港湾空港分野の様々な課題に対して、機械学習、ベイズ統計学、ニューラルネットワーク等の数理的な手法、データ駆動型のアプローチを駆使した研究を行っている。
大規模データに基づいた研究は、実験科学、理論科学、計算科学に次ぐ第四の科学的方法論と呼ばれており、新たな価値を創造する手法として期待されています。ビッグデータ研究グループは、他の研究グループと協力することで、港空研が有する長期観測データ等の大規模データから新たな現象の発見や新技術の開発を進めています。また、外部の研究者や技術者も港空研のビッグデータを活用できるオープンサイエンスのためのプラットフォームの開発にも取り組んでいます。