港空研について 研究施設のご紹介

海底探査水槽

海底探査水槽は、海底や海中での作業、工事、調査等でのセンシングに必須な超音波等を用いた海洋音響機器の特性試験等を行うことを主目的とします。このため、直径5m、深さ10.5mと、わが国でも有数の大型円筒型水槽となっています。底部にはハッチが設けられ、また、上部にクレーンを設置し、音響機器が計測する対象物を設置して実験を行なうことができます。また、深い水深と併置された水質浄化装置を利用し、浮沈式ブイの試験や物質の拡散挙動の試験などを行なうことができます。これまでに、ホログラフィ式水中音響映像取得装置の試験、その他水中音響機器の基本特性試験を行っています。今後のわが国周辺海域での資源調査や採掘など、海底探査の技術の開発には多くの期待が寄せられていることから、本施設の需要はますます高まることと考えられます。

水槽上面の試験装置位置微動用 ジグの画像

水槽上面の試験装置位置微動用ジグ

水槽側面の画像

水槽側面

水槽上面の画像

水槽上面

仕様

規模:直径5メートル、深さ10.5メートルの円筒形
特徴:水槽上面、超音波計測用センサの位置決め装置(水平2軸)

主に施設を利用している研究グループ