研究について

研究成果

ケーソンの穴あき損傷対策としての中詰改良工法の現地実験

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 1351 2019年03月
執筆者 川端雄一郎、黒木賢一、加藤絵万、森川嘉之、早川哲史
所属 構造研究領域 構造研究グループ
要旨

 消波ブロック被覆堤では、不安定な状態にある消波ブロックがケーソン側壁に衝突し、穴あき損傷が発生することがある。損傷が発生した場合にケーソン側壁の補強対策や中詰材の流出を防止する対策として中詰改良工法があるが、施工にあたっては、コンクリートの削孔を伴う点や改良状況の確認が困難な中での施工となるなど留意する必要があるものの、各種中詰改良工法の施工性、特に実構造物レベルでの検討はこれまでない。
  本検討では、同一条件下における現地試験施工を実施し、施工確実性等の観点から中詰改良工法の施工性について検討を行った。本試験施工条件下においては、工法によって改良完成率が異なり、中詰改良の実施における留意点を確認した。

キーワード:ケーソン、穴あき損傷、中詰改良、現地試験施工

全文 TECHNICALNOTE1351(PDF/2,422KB)