研究について

研究成果

アスファルト混合物の骨材密度に関する検討(その1)

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 1350 2018年12月
執筆者 伊豆太
所属 構造研究領域 空港舗装研究グループ
要旨

 空港は、高速輸送を支える人流、物流インフラとして重要な機能を果たしている。その基本施設である滑走路、誘導路の舗装については、損傷時の補修の容易性やコストを考慮し、一般に、アスファルト混合物が材料として使用されている。骨材粒度はアスファルト混合物の特性を決める上で重要であるが、空港アスファルト舗装については、道路舗装と同一のものが用いられており大重量でタイヤ圧も高い航空機が走行するなどの空港の特性を必ずしも考慮しているとはいえない状況にある。
 本研究では、骨材粒度を変化させ耐流動性、透水性等の性能について、ホイールトラッキング試験など各種室内試験を実施することにより混合物の特性の評価を試みた。
 室内試験の結果、現行空港土木工事共通仕様書の密粒と粗粒の境界付近の骨材粒度のアスファルト混合物の性能が総合的に高い結果となった。

キーワード:アスファルト混合物、骨材粒度、ホイールトラッキング試験、加圧透水試験、標準・残留圧裂強度試験

全文 TECHNICALNOTE1350(PDF/1,659KB)