研究について

研究成果

静的圧入締固め工法の液状化抑制効果に関する研究

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 052-04-02 2013年12月
執筆者 高野大樹、西村聡、森川嘉之、高橋英紀
所属 地盤研究領域 地盤改良研究チーム
要旨 緩い砂地盤の液状化対策工法として、地中にグラウトを注入し杭状の改良体を作製することにより、地盤の密実化および拘束圧の増加を図る静的圧入締固め工法がある。本工法の利点として既設の空港舗装に対して悪影響を与えず、供用を妨げずに施工が可能となることが挙げられる。一方、同様の密度増大工法であるサンドコンパクションパイル工法(SCP)に比べ施工コストが比較的高いこと、予期せぬ地表面の隆起や舗装の損傷が生じるなどの問題が報告されている。これらの問題を踏まえ、本研究では、静的圧入締固め工法を低改良率で施工した際の液状化抑制効果を検討するものである。ここでは、模型実験および数値解析を通してグラウト注入時の密度変化、応力変化などの地盤挙動を明らかにし、改良率、水平土圧、液状化強度の関係について検討した。
全文 /PDF/no052-04-02.pdf