研究について

研究成果

飛砂の限界摩擦速度変化特性を考慮した飛砂量推定

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 044-02-07 2005年06月
執筆者 有働恵子
所属 海洋・水工部 漂砂研究室
要旨 風速の変化に伴う飛砂の限界摩擦速度の変化特性を調べるため、圧電振動子および風向風速計を用いて飛砂粒子数および瞬間風速データを1Hz のサンプリング周期で取得した。これらのデータを5分間隔で区切り、Time Fraction Equivalence Method(TFEM)を用いて限界風速を求めたところ、平均風速が大きくなるにつれて限界風速は小さくなった。平均風速の変化に伴う限界摩擦速度の変化を考慮した場合および考慮しない場合の、瞬間風速データを用いて算定した推定飛砂量と、捕砂器で計測した飛砂量とを比較したところ、限界摩擦速度の変化を考慮した場合の推定飛砂量は考慮しない場合の約2 倍となり、実測値に近い値となった。
全文 /PDF/vol044-no02-07.pdf