研究について

研究成果

長周期波対策護岸構造の最適化に関する検討

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 044-01-02 2005年03月
執筆者 平石哲也
所属 海洋・水工部 波浪研究室
要旨 長周期波による港湾の係留索の切断事故や荷役傷害を抑止するためには、防波堤等による入射長周期波の遮蔽だけでなく、港内における長周期波の反射率を低減し、増幅による波高増大を抑えることが必要である。ここでは、両面スリットケーソンの陸側に砕石消波層を有する長周期波対策護岸を有効に活用するために、粒径の異なる砕石層を組み合わせ、最小の幅で最も消波効果の高い最適構造を数値解析と模型実験で検討した。数値解析では、消波層を構成する砕石の形状を考慮できる材料係数を導入した圧力損失式を用いた。模型実験と数値解析により、粒径の異なる砕石層を組み合わせて、長周期波の反射率は0.7以下にできることが判明した。
全文 /PDF/vol044-no01-02.pdf