研究について

研究成果

地盤の調査方法が沿岸域に分布する土の物性評価に与える影響の研究

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 1068 2003年12月
執筆者 田中政典
所属 地盤・構造部 土質研究室
要旨 本論文は沿岸域におけるサンプリング技術を概観し、我が国のサンプリング技術が世界的に見てどのような位置にあるのか考察し、試料採取に伴う乱れの影響を受けにくい試験方法や原位置試験について検討を行っている。また、地盤のセメンテーションや年代効果など通常の有効応力の概念では説明できない現象を、我が国の粘性土地盤に含まれる珪藻に着目して、土の微視構造と珪藻含有量定量的な観点から検討を行った。さらに、本論文では中間土地盤、さんご礫混じり粘土地盤、サンドコンパクション改良地盤および石炭灰による改良地盤の4種類の地盤についてケーススタディーを行って工学的な地盤特性と一軸圧縮試験や原位置試験の適用性について考察した。
全文 /PDF/no1068.pdf