研究について
研究成果
コンテナターミナルにおける二酸化炭素排出についての基礎的研究
発行年月 | 港湾空港技術研究所 資料 1067 2003年12月 |
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執筆者 | 酒井浩 |
所属 | 施工・制御技術部 制御技術研究室 |
要旨 | 近年の経済社会におけるグローバル化とIT化は物流に対してスピード化とコスト削減を強く要求するとともに、国際分業をより一層進展させ、原材料から製品に至るまでの国際双方向輸送の拡大を促進している。そして、そのほとんどが港湾を通じた海上物流であることからコンテナターミナルへの貨物の集中が続き、物流における港湾の重要性はますます高くなっている。 一方、資源、環境が有限であることの認識の高まりや1997年の京都議定書の採択など地球規模での環境問題への取り組みの進展を背景として、物流分野においても環境負荷の低減と循環型社会の構築に貢献していくことが重要な課題となっている。 本論文では、コンテナターミナルにおけるCO2の排出量の算出方法について検討するとともに、中核クラスの一つの港湾を対象港としてケーススタディを実施し、具体的な排出量を算出した。この結果、海上、陸上およびターミナルの各交通モードにおけるCO2排出量は同程度のオーダーとなった。したがって、各交通モードに対するCO2削減対策は全体の排出量に対して同程度の感度の効果が期待できると考えられる。 |
全文 |
/PDF/no1067.pdf
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