研究について

研究成果

孔あき鋼板ジベルを用いたハイブリッドケーソン合成版の基礎的力学性状

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 1033 2002年12月
執筆者 永田淳、岩波光保、横田弘
所属 地盤・構造部 構造強度研究室
要旨 近年、港湾における大型の重力式構造物に対する軽量化と施工の省力化に対する要求が高まっている。このような要求に対し、筆者らは孔あき鋼板をずれ止めに使用した新形式のハイブリッドケーソンを提案した。  本資料では、ハイブリッドケーソンを構成する孔あき鋼板リブを用いた合成部材に関して、はり型試験体を用いて行った曲げおよびせん断裁荷試験について報告する。試験の結果より、ハイブリッドケーソン壁の耐荷力および変形量の算定は、橋梁の合成床版と同様に行えることを確認した。また、ひび割れ幅の算定においては、土木学会コンクリート標準示方書の計算式を適用してよいことも確認した。
全文 /PDF/no1033.pdf