研究について
研究成果
船舶の係留限界の観点から見た台風経路と波浪の関係について
発行年月 | 港湾空港技術研究所 資料 1011 2001年09月 |
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執筆者 | 白石悟、永井紀彦、笹健児、久保雅義 |
所属 | 地盤・構造部 海洋構造研究室 |
要旨 | 外洋に面した海域の港湾において、係留船舶の動揺に起因した係留障害は港湾運用の観点から非常に深刻な問題である。このような背景より、係留船舶の長周期動揺に対する係留対策がいくつか提案されているが、これらが現場で実用化されている港湾はほとんどないのが実情である。これより係留システムとは異なった観点から、波浪や台風のデータベースをもとにした運用システムが必要であると考えられる。本研究において、太平洋に面した海域に立地する港湾を検討対象に抽出し、まず1997~1999年に発生した、係留障害に関する事例を調査した。これより、多くの係留障害の事例が台風に起因したうねりや長周期波の影響によって生じていることが明らかとされた。本報告においてはナウファスの波浪観測データ、台風データを用いた相関分析を実施し、有義波天気図および台風経路および諸パラメーターが係留限界時にどのような関係となっているかについて調査した。これらより、波浪予測の基礎資料として有効と考えられるいくつかの相関式が求められた。 |
全文 |
/PDF/no1011.pdf
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