研究について

研究成果

桟橋の鋼管杭と上部工接合部の力学的挙動に関する実験および解析

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0977 2000年12月
執筆者 横田弘、片岡保人、菅原亮、Hazem El-Bakry、川端規之
所属 構造部 構造強度研究室
要旨 桟橋の鋼管杭と上部工接合部の非線形回転変形挙動は桟橋全体の変位やエネルギー吸収性能に影響する。本研究は、接合部の杭と上部工の接合方法をパラメターとした約1/2縮尺の模型載荷実験を実施し、接合部の力学的挙動、特に耐荷力や、曲げモーメント-回転角関係について検討した。その結果、一般的に用いられているタイプの接合部では、少なくとも杭頭回転角に関する塑性率が5程度までは耐荷力がほとんど低下しないことが確認できた。また、各種構造諸元をもった接合部の非線形回転変形挙動が把握できた。さらに、3次元構造である接合部を2段階の2次元モデルで解析する簡便な手法を提案した。そして、解析結果を載荷実験結果と比較し、その妥当性を示した。
全文 /PDF/no0977.pdf