研究について

研究成果

船社の寄港挙動モデルによる国際コンテナ航路体系の分析-東アジア―北米西岸航路について-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0922 1998年12月
執筆者 渡部富博、善見政和、末次広児
所属 計画設計基準部 主任研究官
要旨  本研究は、今後の我が国のコンテナターミナル整備を考える際に必要となる船社の将来の寄港行動の検討に資するために、東アジアー北米西岸航路(東行)を対象に、日本を中心とした東アジア地域でのコンテナ貨物の流動状況を国・地域間といったマクロな視点で捉え、特にコンテナターミナル整備と船社の行動に着目し、その寄港地選択を説明するモデル構築を行い、国際コンテナ航路体系の分析を行ったものである。  分析では、船社の行動の結果としての国際コンテナ航路の寄港隻数、フィーダー輸送貨物等を港湾料金、港湾施設、輸送コスト、運航頻度等で説明するモデルの構築ができた。  これにより、港湾料金や船舶の大型化、大水深バースの整備等により、コンテナ船の寄港やコンテナ流動が大きく変化することがモデルの上で検証でき、今後の港湾整備を考えていく上での重要なファクターであることが確認された。
全文 /PDF/no0922.pdf