研究について

研究成果

桟橋上部工の荷役機械荷重を考慮した疲労限界状態設計

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 037-02-06 1998年06月
執筆者 長尾毅、横田弘、竹地晃一郎、川崎進、大久保昇
所属 計画設計基準部 設計基準研究室
要旨

本報告は、桟橋上部工を限界状態設計法によって設計する際の荷役機械による疲労限界状態設計の方法を提案するものである。耐用期間中の取扱総貨物量を推計し、荷役機械の貨物取扱量分布を現況調査などをもとにモデル化したうえで、荷役機械荷重と反復作用回数の組み合わせの分布よりなるモデル荷重を提案した。ついでモデル荷重を用いた試設計を行い、モデルの妥当性を検証するとともに。桟橋上部工の荷役機械による疲労限界状態特性を検討した。桟橋上部工の床版の設計で問題となるトラッククレーンアウトリガー反力などの部分等分布荷重の作用によって発生する断面力については、FEM解析を実施して従来より用いられてきたピジョウ(Pigeaud)の方法による値との比較検討を行った。

全文 /PDF/vol037-no02-06.pdf