研究について

研究成果

期待被災度を考慮した消波ブロックの安定重量-消波ブロック被覆堤の設計法の再検討、第1報-

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 037-01-01 1998年03月
執筆者 高橋重雄、半沢稔、佐藤弘和、五明美智男、下迫健一郎、寺内潔、高山知司、谷本勝利
所属 水工部 耐波研究室
要旨

 消波ブロック被覆堤は、捨石マウンド上に直立壁を設置した混成式防波堤を改良したものであり、直立壁前面に、異形ブロックを設置して消波機能を付加したものである。

 本報告は、新しい消波ブロックの重量算定式を提案するものである。すなわち、

1.新しい算定法をヨーロッパの新しい考え方に基づいて提案した。算定式は、安定数Nsを与えるものであり、波数、被災度(被害率)、砕波の程度を考慮できるものである。

2.さらに、将来の信頼性設計法に対応できるように、モンテカルロ法を用いた耐用年数における期待被災度等の計算法を示した。

全文 /vol037-no01-01.pdf