研究について

研究成果

鋼製円筒ケーソンの模型振動実験

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0891 1997年12月
執筆者 上部達生、中山種清、柳本泰伴、今井誠
所属 構造部 地震防災研究室
要旨 護岸または岸壁として利用される鋼製円筒ケーソンの地震時に生ずる応力を明らかにするため、直径900mm、高さ1,100mm、板厚0.5mmの鋼板セル模型3体をアークで連結し、中詰砂を投入した護岸模型を作成し、振動台により水平加速度を与える模型実験を実施した。実験では鋼板セルおよびアークの変位と応力、中詰砂の応答加速度、中詰底面土圧、裏込土圧などを測定した。その結果、壁体に作用する裏込土圧と地震力の大部分は鋼殻から底版に伝達されること、ならびに中詰砂の振動時の有効質量係数を0.8~1.0として設計すれば安全側であることがわかった。
全文 /PDF/no0891.pdf