研究について

研究成果

コンテナ埠頭の実態及び物流シミュレーションの開発

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0794 1994年12月
執筆者 酒井浩二、浜田賢二
所属 計画設計基準部 システム研究室
要旨  我国におけるコンテナ港湾は、当初輸出を主目的として整備されたが、近年の製品輸入の増大による取扱量の増加からコンテナヤードや空コンテナ置場の不足、ゲート封鎖時のトラック待ち行列による車道の占有等の問題が出てきている。また地方コンテナ港湾においては、在来埠頭を改良してコンテナを取り扱っている埠頭もあり、貨物取扱量が大都市型コンテナ港湾に比べ極端に低くなっているところもある。  そこで本調査では、外貿コンテナを取り扱っているコンテナ港湾を公社コンテナ港湾と地方コンテナ港湾に分類し、埠頭やヤード内施設の規模や能力、情報システム、取扱いコンテナの特徴、取扱量と荷役時間や在港時間等に関する実態を取りまとめたものである。またコンテナ埠頭の物流能力の算定のために必要と考えられるコンテナのシミュレーションを、特定のバースの着目することによりコンテナヤード内にコンテナが滞留していく状況として再現し、その実用性について考察した。
全文 /PDF/no0794.pdf