研究について
研究成果
港湾構造物の改良・更新における技術課題の検討
発行年月 | 港湾空港技術研究所 資料 0781 1994年09月 |
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執筆者 | 片岡眞二、高橋邦夫、横田弘、菊池喜昭、石原弘一、梶原修治 |
所属 | 計画設計基準部 設計技術研究室 |
要旨 | 港湾構造物の老朽化や港湾をめぐる周辺状況の変化などに伴い、改良・更新が要請されている港湾構造物が多くなってきている。港湾構造物の改良・更新にあたっては、新設の際に検討されない様々な制約条件のもとでの設計・施工となる。このため、現行の技術上の基準では十分に対応できないこともあり、技術的な課題に対する検討が必要である。 本資料では、まず港湾構造物の改良・更新についての実態調査を行い、90の事例を収集した。これらの事例を分析することにより、改良・更新の傾向を明らかにし、多くの事例に共通する技術課題として次の5課題を抽出した。 (1)新旧構造物の荷重分担 (2)構造物の残存機能の評価 (3)捨石マウンドを貫通して打設される杭の設計・施工法 (4)液状化対策に伴う周辺構造物への影響 (5)土質新材料の適用 これらの技術課題についての現状の取組みを整理するとともに問題点の解決方策を検討した。検討にあたっては、試設計による考え方および効果の提示、室内実験などを実施した。また、代表的な更新事例45件を付録に事例集としてとりまとめた。 |
全文 |
/PDF/no0781.pdf
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