研究について

研究成果

新ブシネスクモデルによる不規則波の浅水変形計算

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 031-02-01 1992年06月
執筆者 Okey NWOGU、高山知司、池田直太
所属 水工部 波浪研究室
要旨 本論文では、新ブシネスク型方程式を用いて深海から浅海までの波の浅水変形計算を行ったものである。新ブシネスク型方程式とは、著者の一人であるNwoguが開発したもので、線形分散特性を修正することによって広い海域での計算を可能にしたものである。ブシネスクモデルは、浅水変形における波の非線形干渉を計算できるとともに、砕波や底面摩擦の効果も取り入れることができる。孤立波や規則波、不規則波について浅水変形計算を実施した。波崎海洋研究施設の沖合いで観測された現地波浪データを用いて、波の浅水変形について数値計算を行い、観測値と計算値をスペクトル形状について比較した。その結果、本手法は、深海から浅海までの波の浅水変形計算に適用できることがわかった。
全文 /PDF/vol031-no02-01.pdf