研究について

研究成果

混成防波堤上の越波水の運動と波力に関する実験的研究-親水性港湾構造物に関する水工的研究(第1報)-

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 031-01-01 1992年03月
執筆者 高橋重雄、遠藤仁彦、室善一朗
所属 水工部 耐波研究室
要旨  港湾技術研究所では、1990年から親水性の港湾・海岸構造物の研究を開始している。この報告はその第1報であり、研究の第一歩として、混成防波堤上の越波水の運動について検討している。通常の防波堤や護岸でも越波は重要であるが、単に伝達波や越波量として検討されているにすぎない。越波水の運動を解明することは、防波堤上の人間の安全性や、そこに造られる施設の設計上重要である。  本研究では、水理模型実験に基づき越波水の運動の基本的特性を明らかにし、越波水の運動モデルを構築している。さらに、防波堤天端上の構造物に作用する波力に関する実験も実施し、このモデルを拡張して越波による波力の算定法を示している。なお、天端上の構造物としては、水平天端面、階段斜面、直立壁、柱状構造物を対象としている。
全文 /PDF/vol031-no01-01.pdf