研究について

研究成果

RIを利用した海底密度測定器の開発

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 030-04-04 1991年12月
執筆者 石塚浩次、根本孝志
所属 機械技術部 計測施工研究室
要旨

海底が軟弱な海域につくられた航路においては、粒径の細かい粘土、シルトからなる大量の泥土埋没により航路水深の維持管理上の課題となっている。その課題の一つに航路水深を埋没泥土の密度によって管理する必要性が求められており、海底の密度の測定技術が必要となっている。
 本論文は、航路埋没泥土等の密度測定器開発のため、ガンマー線の泥土内の吸収または散乱特性を利用する場合の泥土密度とガンマー線の計数との相関について理論および室内実験により基本的な検討を行っている。これらの検討結果から、泥土密度の測定においては、ガンマー線の泥土内の吸収特性を利用することが測定性能上優れていることを明らかにしした。更に、ガンマー線の泥土内吸収特性を利用した密度測定器の開発を行い、模擬泥土を用いた試験により測定精度、性能を明らかにしている。

全文 /PDF/vol030-no04-04.pdf