研究について
研究成果
接円式深層混合処理地盤の挙動
発行年月 | 港湾空港技術研究所 報告 030-02-07 1991年06月 |
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執筆者 | 北詰昌樹、中村健、寺師昌明 |
所属 | 土質部 地盤改良研究室 |
要旨 | 深層混合処理工法は、本格的な大規模構造物のための恒久的な地盤改良には、これまでブロック式の改良形式が多く採用されてきた。しかし、オーバーラップをせず、杭状の改良土を相互に接するまで密に打設した接円式改良地盤の採用を望む声も高まってきた。 本研究では、接円式改良地盤の拳動の解明を目的に、遠心模型実験と有限要素法解析を行った。模型実験では、防波堤をモデルに、改良地盤の幅と着底条件の影響を調べた。その結果、接円式改良地盤では、水平抵抗力はケーソン直下の改良体によって決定され、周辺の改良体は変位抑制には効果があるものの水平抵抗力増加には効果の無い事を確認した。実験及び解析結果をブロック式改良地盤に関する既往の研究結果と比較し、波力が比較的小さく、多少の変位が許容される防波堤の場合には、接円式改良地盤の採用も可能である事が分かった。 |
全文 |
/PDF/vol030-no02-07.pdf
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