研究について

研究成果

ケーソン式構造物の基本設計の最適化-捨石マウンドの支持力の新しい計算法の導入と最適化の検討-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0693 1990年12月
執筆者 中道正人、口田登、森田博史、松井創
所属 計画設計基準部 設計技術研究室
要旨

本資料では、既存の混成式防波堤の最適設計法に対し、「港湾の施設の技術上の基準」(運輸省港湾局、昭和63年10月)の中で改正された偏心傾斜荷重に対する新しい検討方法を導入するとともに、ケーソン式係船岸の基本設計の最適化を図った。具体的には、無制約最小化反復法における罰金関数の設定を行うとともに、偏心傾斜荷重に対する安全率を関数近似により算出できるようにした。この上で、最適化に係わる罰金係数等各種変数の設定方法を提案したほか、偏心傾斜荷重に対する検討法(ビショップ法及び荷重分散法と片山・内田法の組み合わせ)の比較を行った。

全文 /PDF/no0693.pdf