研究について

研究成果

臨港道路の計画交通量算定指標について

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0687 1990年09月
執筆者 津田修一、加藤寛
所属 計画設計基準部 計画基準研究室
要旨

 臨港道路の計画にあたっては、計画交通量を適切に算定することが重要となる。計画交通量の算定方法については、「港湾の施設の技術上の基準」に算定式が定められている。この方法は、取扱貨物量にいくつかの指標を乗じることにより計画交通量とするものである。したがって、計画の際には、実態調査を実施したり、あるいは、過去の類似事例を参照したりして指標を設定しなければならない。
 本資料では、計画交通量の算定に必要な指標のうち特に交通量の実態調査により設定することが適切と考えられる“関連車率”、“時間変動率”について、昭和60年度臨海部交通流動実態調査等により検討を行ない、次のことを得た。
・関連車率は、交通量がある程度大きなふ頭では、通常港湾計画で用いられている値より高い値となる場合がある。
・時間変動率は、交通量が増加するに従い低下する傾向がある。

全文 /PDF/no0687.pdf