研究について

研究成果

垂直管土砂輸送における空気混入の影響

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0656 1989年06月
執筆者 岡山義邦、中島晋、鮎貝基和、鈴木誠
所属 機械技術部 浚渫埋立研究室
要旨

 スラリのパイプライン輸送に空気を利用する方法は、エアリフトをはじめとして古くから用いられてきた。近年、港湾工事においても軟質土の高濃度輸送が必要となり、閉塞防止、埋立地での気相-スラリ相分離の容易性などから空気を混入した工法が種々開発されてきている。
 本研究は、これらの工法を適切に応用し、設計するための資料として空気混入軟泥の基本的流動パタ-ン、流動損失、輸送系への空気混入の影響等を調べることを目的としている。基本的に浚渫工事で用いられるパイプラインは垂直、水平管より構成されており、本報告はこのうち垂直管部について気-固-液三相の流動特性、ポンプ吐出側へ混入した空気による輸送系全体への影響についてとりまとめたものである。

全文 /PDF/no0656.pdf