研究について

研究成果

CFRPロッドを緊張材としたアンボンドPC梁の曲げ性状

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 027-02-08 1988年06月
執筆者 大即信明、山本邦夫、浜田秀則
所属 構造部 材料施工研究室
要旨

CFRPロッドは、海洋環境下においてもまったく腐食せず、また従来のPC鋼棒と比較して、同時の引張強度を有し、かつリラクセーションもそれほど大きくないことから、PC港湾構造物の新しい緊張材として、有望な素材である。このCFRPロッドを緊張材としたPC部材は、緊張材の腐食に対する配慮がいらないため、アンボンド工法とすることが可能である。
 本研究はCFRPロッドを緊張材としたアンボンドPC一体梁およびブロック梁の曲げ性状を把握すること、長期の有効プレストレスの安定性を把握することを目的として、これらのPC梁の曲げ破壊試験を行ったものである。
 また、アンボンドPC梁の解析に際して、既存の断面耐力算定手法を改良した解析手法を提案し、その手法の妥当性についても検討した。

全文 /PDF/vol027-no02-08.pdf