研究について

研究成果

アスファルトコンクリートの老化性状

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 027-02-06 1988年06月
執筆者 佐藤勝久、八谷好高、阿部洋一
所属 土質部 滑走路研究室
要旨

本研究の目的は、空港アスファルト舗装の温度応力クラック等に関連して、表層アスファルトコンクリートの老化にともなう性状変化を調べることである。
 新東京国際空港と下地島空港での実態調査に基づき、実際の空港アスファルト舗装における表層アスファルトコンクリートの老化の進行具合い、およびクラック発生等への老化の影響をある程度明らかにした。
 一方、表層アスファルトコンクリートの骨材、アスファルト、アスファルト量を変えて、老化による性状変化を調べる一連の試験を行った。その試験は、アスファルトコンクリートを70°Cの熱作用あるいは自然暴露により老化させ、アスファルトコンクリートの力学的性質の変化および回収アスファルトの物理的、化学的性質の変化をみるものである。試験結果から、熱作用による老化と自然暴露による老化の差異、アスファルトコンクリートの老化へのアスファルトや骨材の種類の影響等を明らかにした。

全文 /PDF/vol027-no02-06.pdf