研究について

研究成果

深浅図の保存・管理および深浅図を用いた海浜変形の把握

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0603 1987年12月
執筆者 加藤一正、栗山善昭、入江功
所属 水工部 漂砂研究室
要旨

 本資料は以下の2編の構成で取りまとめたものである。
 第Ⅰ編では、海浜変形の観点殻、深浅図はきわめて基本的で貴重な資料であるので、十分な保管をし、常に有効利用できる状態にして置かなければならないことを述べる。同時に、海浜の変形を把握する方法を、深浅図そのもの(アナログデータ)を利用する場合、デジタル化して計算機で解析する場合についてそれぞれ具体的な解析例で示す。さらには、デジタル化した深浅データを用いると、海浜変形の客観的な経験工学的予測や海浜変形の監視まで発展的に有効利用でき得ることを示す。
 第Ⅱ編では、深浅図のデジタルデータを電子計算機で解析することによって、秋田港、酒田港、新潟東港、金沢港、滝港(石川県)、福井港、鹿島港、鳥取港、宮崎港、大井川港の周辺海浜の変形を把握する。解析結果と、防波堤の建設の経緯、波のエネルギー、河川流量等を検討して、海浜変形の要因を調べている。

全文 /PDF/no0603.pdf