研究について

研究成果

港湾鋼構造物の腐食調査(函館港,横浜港,神戸港および平良港)

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0601 1987年12月
執筆者 阿部正美、横井聰之、大即信明、山本邦夫
所属 構造部 主任研究官
要旨

鋼管杭構造物2例および鋼矢板構造物3例について、それぞれ改修時を利用して鋼管杭あるいは鋼矢板より試験片採取し、腐食調査を行った。その結果、4例についてM.L.W.L直下付近に腐食の著しいものがあった。電気防食を適用している構造物においても、電気防食が不完全な時期があったためM.L.W.L.直下付近に腐食が認められた。また、H.W.L.付近に著しい孔食や全面腐食によって孔のあいた事例が認められた。その部分の最大腐食速度は、それぞれ0.5mm/yおよび0.6mm/y以上に達していた。しかし、各例とも、これらの腐食の著しい部分以外では腐食速度は比較的小さかった。

全文 /PDF/no0601.pdf