研究について

研究成果

空港舗装の新しい評価および補修方法の開発

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 026-05-07 1987年12月
執筆者 佐藤勝久、八谷好高
所属 土質部 滑走路研究室
要旨

 空港舗装が荷重作用や環境作用により破損し、供用性が低下したり荷重支持力が不十分となると、なんらかの維持・補修が実施される。今回路面性状や荷重支持力等の判定値に基づき客観的に維持・補修の必要性を判断して維持・補修を実施する方法を開発した。
 まず、舗装の路面性状の実測値を用いて舗装の供用性を表わす評価式を作成し、この式より求まる指数PRI(Pavement Rehabilitation Index)に関し、維持・補修の必要性の基準値を求めた。
 次に舗装構造の荷重支持力の評価に関し、従来の解体調査に基づく方法に代わり、アスファルト舗装に対しダイナフレクトを、コンクリート舗装に対しフォーリングウエイトデフレメーターを用いた非破壊評価法を提案した。
 一方維持・補修工法の設計についても、ダイナフレクトの評価に基づくアスファルト舗装上のアスファルトコンクリートによるオーバーレイ厚の算定法、多層弾性理論に基づくコンクリート舗装上のアスファルトコンクリートによるオーバーレイ厚の算定法、コンクリート舗装上の付着コンクリートオーバーレイのための新しい付着コンクリートオーバーレイのための新しい付着工法、工場製作のプレキャスト版による舗装工法等を開発した。

全文 /PDF/vol026-no05-07.pdf