研究について

研究成果

重力式構造物の捨石マウンドの支持力

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 026-05-06 1987年12月
執筆者 小林正樹、寺師昌明、高橋邦夫
所属 土質部 主任研究官
要旨

 本報告は捨石マウンド上の重力式構造物の支持力の検討を行うために、捨石の大型三軸試験、模型実験(大型模型実験および遠心載荷実験)、現地実験および現地例の解析の結果を総合的に解析して、新しい設計法の提案を行ったものである。それぞれの実験・調査からは下記のような結論が得られた。
(1)砕石の三軸試験結果によると、石の強度は拘束圧によって変化し、拘束圧が大きくなると強度が急激に減少する傾向が見られた。
(2)各種の模型実験、現地実験および現地例の解析の結果によると、ビショップ法による円形すべり計算を行えば現象を再現できることが明らかにされた。
 本報告では、以上のような結論を基にして捨石マウンド上の基礎の支持力の解析においてビショップ法を用いることを提案した。

全文 /PDF/vol026-no05-06.pdf