研究について

研究成果

臨海部の道路交通の実態調査(その1)-断面交通量調査結果の概要-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0599 1987年09月
執筆者 谷川勇二、金子彰
所属 設計基準部 計画基準研究室
要旨

 港湾貨物の輸送の効率化という面において、臨海道路の果す役割は大きく、今後全国的かつ体系的に整備を進めていくためには、各々の計画に直接必要な調査だけでなく、定期的かつ統一的に臨海部交通の現況を調査し、これにより今後の臨港道路整備のための基礎資料を得ることが大切である。
 以上のことを背景に、臨海部交通流動調査が昭和60年、61年の2年度にわたって全国的な規模で実施された。本資料は、このうち昭和60年度に行われた断面交通量調査の結果をとりまとめ、臨海部交通の特性という観点から解析したものである。調査対象港湾は26港であり、観測地点数は計462地点であった。
 解析の結果、臨海部の道路においては一般の道路とは交通特性がいくぶん異なっていることが示されたが、今後の臨海道路の整備においては、このことを考慮して進められることが必要であろう。

全文 /PDF/no0599.pdf