研究について

研究成果

粒度とN値による新しい液状化予測法

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 025-03-03 1986年09月
執筆者 井合進、小泉勝彦、土田肇
所属 構造部 主任研究官
要旨

 土の粒度とN値を用いて液状化予測を行うための方法を、以下のようにして考案した。港湾の施設の技術上の基準・同解説に示されている液状化予測法は、既応の液状化事例と適合する。しかし、同方法は、地下水面付近の土層を直接の対象として予測を行うものであり、液状化の深さ方向範囲を予測することができない。そこで、同方法を基本とし。これを地下水面付近の土層を含むすべての層に適用可能となるように拡張した。
 拡張した予測法を、既応の液状化事例と対比した結果、この方法の適用性は、おおむね良好であることが確認された。また、他の液状化予測法と対比した結果、やや相違があることが明らかにされたが、おおまかには、いずれの方法とも調和的であることが確認された。

全文 /PDF/vol025-no03-03.pdf