研究について

研究成果

電磁波砕岩における水中照射器の性能について-その2-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0535 1985年09月
執筆者 高橋英俊、石原弘一、梅谷登志文、篠原丈人
所属 機材部 特殊作業船開発室
要旨

 海底岩盤に電磁波砕岩工法を適用するのに必要な水中照射器3号器を模型実験の結果から設計・製作した。この多孔質弾性体スカート式遮水装置を持つ水中照射器3号器の遮水特性及び水中の花崗岩とモルタルブロックの破砕特性を調べた。またこれと同時に開発した水中照射器海底保持装置と水中照射器姿勢監視装置の実用性を調べた。この結果以下の結論を得た。
1)凹凸(±20cm)、傾斜(±45°)岩盤に対して遮水可能。
2)遮水に必要な圧縮空気量は水深の増加に伴って直線的に増加する。水深3mまででは2~5m3/minである。
3)遮水に必要な圧縮空気量は推進の約1.1倍である。 
4)水中の花崗岩とモルタルブロックの破砕能力は空中時とほぼ同等である。
5)水中照射器海底保持装置、水中照射姿勢監視装置の実用性が確認された。

全文 /PDF/no0535.pdf