研究について

研究成果

砕石ドレーン材の目詰まり評価法に関する室内実験

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0534 1985年09月
執筆者 善功企、大根田秀明、入澤一明
所属 土質部 動土質研究室
要旨

 本研究は、砕石ドレーン工法におけるドレーン材の目詰まりを定量的に把握する試験手法を開発し、その手法を用いてドレーン材の目詰まりに及ぼす影響要因を解明するとともに、目詰まりによるドレーン材の透水係数の低下量を測定する目的で行ったものである。
 本実験では、砕石中に流入した砂粒子の重量を測定するために、砕石層を薄いいくつかの層に分割して、各層内の砂の重量を求めている。この方法により、目詰まりに及ぼす上載圧、相対密度、動水勾配、流速などの影響を定量的に明らかにしている。
 また、目詰まりした砕石の透水係数の低下率を測定し、Zunker型およびKozeny型の空隙関数から定式化された理論値との比較検討を行っている。
 本研究の結果、提案実験手法により、砕石ドレーン材の目詰まりが定量的の把握されることが明らかとなった。

全文 /PDF/no0534.pdf