研究について

研究成果

東京湾口における水質汚染実態調査-その2-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0507 1984年12月
執筆者 村上和男、森川雅行、白井正生、佐藤英治、堀江毅、三好英一、加藤道康
所属 海洋水理部 海水汚染水理研究室
要旨

 東京湾口における水質調査を1981年7月から1984年6月まで月1回の頻度で実施した。本資料では、1982年11月から1984年6月までのデータを取りまとめるとともに、3年間の結果から冬期と夏期における東京湾口の海洋構造を調べた。なお、水質調査項目は水温・塩分・DO・SS・透明度・照度・水色・色名・濁度・CODである。
 これらのデータの相関を求め、水質項目の関係を調べた。特に、海域の濁りに関係する項目については詳細に検討した。さらに主成分分析を実施して水質の総合特性値を求めるとともに、クラスター分析により水質項目の分類を実施した。
 赤潮発生時には、透明度が低下し、消散係数が大きくなること、海水が高温低塩分になり、DOが増加することが観測例の検討からわかった。

全文 /PDF/no0507.pdf