研究について

研究成果

係岸船舶の動揺解析手法とその応用に関する研究

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0504 1984年12月
執筆者 上田茂
所属 構造部 海洋構造研究室
要旨

 我が国の港湾は戦後飛躍的な発展を遂げたが、なお、港湾荷役稼働率向上および荒天時の港内避泊に関し多くの解決すべき課題がある。本論文は、これらの問題の解決のために重要である係岸船舶の動揺解析手法とその応用に関する研究を取りまとめたものであり、9章からなっている。
 その内容の主なものは、係岸船舶の動揺解析手法、荒天時係岸避泊の限界条件の決定法、港湾の高度利用のための港内静穏度の決定法、浮体式海洋構造物の係留施設の設計法などであるが、とくに係岸船舶の動揺解析手法においては波と風の不規則性および係留系の非線形性が同時に考慮されていて、しかも、その解の妥当性が実証されており、港湾計画上および港湾構造物、海洋構造物の係留施設の設計上極めて有用である。

全文 /PDF/no0504.pdf