研究について

研究成果

東京湾口における水質汚染実態調査-その1-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0455 1983年06月
執筆者 村上和男、森川雅行、和泉田芳和、佐藤英治、堀江毅、細川恭史、三好英一、加藤道康
所属 海洋水理部 海水汚染水理研究室
要旨

 本資料では、東京湾口における水質の現地観測を昭和56年7月から57年10月までの月1回の頻度で実施した結果をまとめたものである。調査地点は湾内・湾口部・湾外各3点ずつの合計9観点である。調査項目は、水質分析の専門家でなくとも容易に測定でき、かつ重要な水質指標に絞り、水温・塩分・DO・SS・透明度・照度・水色・流速・風速・気温について実施した。
 これらの観測データを計算機の中にファイリングを行い、データ相互の関連を調べ、それらの平面分布・鉛直分布・相関図などを描くプログラムを整備した。また、ファイルされたデータを用いて、主成分分析手法を用いて各水質指標のもつ特性を調べるとともに、これらのデータの有効な利用法について検討した。
 本観測において得られたデータより、東京湾口での海水交換率、および東京湾の水温変化についての簡単な検討を行った。

全文 /PDF/no0455.pdf