研究について

研究成果

衝撃的荷重を受けるRCおよびPCばりの変形と強度

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0430 1982年09月
執筆者 上田茂、小島晃
所属 構造部 海洋構造研究室
要旨

 作用時間の極めて短い衝撃的荷重を受ける鉄筋コンクリートおよびプレストレストコンクリートばりの変形と強度を実験的に検討し、このような荷重を受けるコンクリートばりの耐衝撃性を検討した。
1.衝突物体の運動量と、被衝突物体の部材剛度を知って、衝撃的荷重を受けるコンクリートばりが受ける変形と同等の変形を与える等価な静的荷重を求める手順を示した。
2.鉄筋コンクリートおよびプレストレストコンクリートばりの減衰定数は0.05~0.10程度であることが確認された。
3.衝撃的荷重をうけたはりには残留変形が生じるが残留変形は、重錘の運動量に比例している。残留ひびわれも同様にの傾向を示している。
4.衝撃載荷により、はりは局部破壊するが、鉄筋には大きな塑性変形が生じていないので、局部破壊箇所を十分に補修すれば使用が可能である。

全文 /PDF/no0430.pdf