研究について

研究成果

前面開口型ドラグヘッドによる軟泥浚渫現地実験-表層浚渫における安定板の利用効果-

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0422 1982年06月
執筆者 岡山義邦、浜田賢二、村上幸敏
所属 機材部 流体輸送研究室
要旨

 本調査は、ドラグサクション浚渫船のドラグヘッドとして前面開口型ヘッドを用い、これによる軟泥の表層浚渫に対する可能性を実船実験を通じて調べたものである。実験に使用されたドラグサクション浚渫船は、運輸省第5港湾建設局所属の『清龍丸』(3526GT、ホッパ容量1754m3)である。
 実験区域の庄質含水比は約220%であり、この庄質に対する前面開口ヘッドの基本浚渫特性をあきらかにするとともに、面積7m2の安定板とスエルコンペンセータヲ運動させた場合のドラグヘッドの軟泥表面に対する追従性を調べた。このため、ドラグアームに取り付けた音緒測深儀(200Kc)によるドラグヘッド直前水深や圧力変換器によるドラグヘッド姿勢を常時記録し、これろ浚渫開運データを併せて解析した。

全文 /PDF/no0422.pdf