研究について

研究成果

コンクリート舗装の目地部における荷重伝達機能

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 021-02-05 1982年06月
執筆者 福手勤、八谷好高、山崎英男
所属 土質部 主任研究官
要旨

 本報文ではコンクリート舗装の目地部における荷重伝達機能を実験的に、および有限要素解析で理論的に検討している。
 試験舗装は(式)の路盤上に施工された4枚のコンクリート版(各版とも縦横4.25m、厚さ27cm)から成る。これら4枚の版はのこみぞ目地、かぎ型目地、スリップバー目地(Φ32、38mm)の4種類の目地によって区切られている。これらの目地の目地幅を変化させつつ載荷試験を実施し、その挙動を測定した。
 有限要素解析はWinkler地盤上の版に関するものである。目地部における荷重伝達の不連続性は、目地部において版を分離し、それらを線形バネ要素によって結合することによって、モデル化を図った。
 実験と解析の結果を統合し、より合理的なコンクリート舗装版厚設計方の考え方を示した。

全文 /PDF/vol021-no02-05.pdf