研究について

研究成果

港湾内貨物流動に関する研究(第1報)

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 020-02-06 1981年06月
執筆者 溝内俊一、稲村肇
所属 設計基準部 計画基準研究室
要旨

 本研究は、ふとう間貨物流動の減少を実現させるふとうの多次元的利用規制を含めた港湾内の荷捌・保管施設の配置計画手法の開発を目的として、港湾内貨物流動モデルを作成し、横浜港を対象とするケーススタディによってその実用性を検討するものである。
 本モデルは、手法的にはモンテカルロ・シミュレーションを採用しており、与えられた港湾計画代替案の下での港湾内の貨物及び船舶の動静を把握し、その計画をふとう間貨物流動の面から評価できるものである。政策変数は、港湾内の荷捌き・保管施設の規模及び配置案、並びに船舶の着岸ふとうに係る各種利用規制案である。
 本モデルは、代替案が港湾計画策定時点での情報で十分設定可能であることから、臨海部交通に配慮できるふとう利用規制も含めての施設計画に十分活用できるものと考える。

全文 /PDF/vol020-no02-06.pdf