研究について

研究成果

係船岸におけるたわみ性控え工の設計法に関する研究

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 019-03-06 1980年09月
執筆者 松並仁茂
所属 設計基準部 設計基準部長
要旨

 最近の地震において矢板式係船岸のたわみ性控え工の被災が特に著しかった。これは構造物設計法の問題に起因するものと判断される。これを解決するための有効な方策はまだ示されていない。それで、本報告は従来の計算方式を改訂し、新たに地震時のたわみ性控え工の設計法を提案するものであるが、その主な内容は次の3点である。
(1)解析が容易で実用的な新しい杭の横抵抗の基本式を導き、指揮の特徴について解説する。
(2)新しい杭の横抵抗式に基づく単杭と連続壁の横方向地盤反力定数を抵抗土圧に関連付けるとともに、具体的な提案を行う。
(3)地震時抵抗土圧を必要とするため、粘性土の粘性土の粘着力および壁面付着力を含む地震時土圧の一般式を導き、式の特徴について解説する。

全文 /PDF/vol019-no03-06.pdf