研究について

研究成果

不規則波による消波ブロック被覆堤の模型実験例

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0321 1979年06月
執筆者 谷本勝利、北谷高雄、大里睦男
所属 水工部 防波堤研究室
要旨

 消波ブロック被覆堤の反射、伝達波、ブロックの安定性、および直立部の滑動波力に関して、特定条件のもとでの不規則波による実験を行った。
 反射実験は水深h=39cmの条件で、h/L1/3=0.081~0.436の範囲における反射率を求めた。伝達波に関してはT1/3=2.5sで一定とし、h=39、42、48cmの3種で実験を行った。相対天端高に対する伝達率の変化を示したほか、不規則伝達波の諸特性をまとめている。  
 消波ブロックの安定性は伝達波と同じ周期、水深条件で検討した。2種類のブロックに対して、有義波高と被害率の関係、被害率とKD値の関係などを示している。
 直立部の滑動波力についてはT1/3=2.5s、h=39,42cmの条件で実験を行い、平均波力強度、消波ブロック被覆による波力のてい減率などを示した。

全文 /PDF/no0321.pdf