研究について

研究成果

伊東海岸のレクリェーション海浜造成に関する模型実験

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0318 1979年06月
執筆者 佐藤昭二、加藤始、木村久雄、池田高則
所属 次長 次長
要旨

 伊東海岸のレクリエーション海浜造成に伴なう海岸構造物の適切な配置計画を決定する目的で、離岸提内の海底地形変化および水質汚濁防止に関する実験を行った。
 まず漂砂実験では、予備実験を通して現地の長期的な海底地形変化を再現できるような実験波の諸元を決定した。一方海水交換実験では、現地の現象に近づけるため潮せきの干潮に伴なう潮流変動に加え、夏期の条件に対応する比較的小さなうねりも取り入れた。
 漂砂実験では移動砂として細砂を用い、水平1/200、鉛直1/100の縮尺の移動床模型を作った。その上に突堤や離岸堤を種々に配置して養浜地形の波による変化を測定した。
 海水交換実験では同様な縮尺でモルタル仕上げの固定床模型を作り、その上に票砂実験で得られた最適な配置の構造物を設置した。最後に以上の実験結果に基づき最適な配置実験を提案した。

全文 /PDF/no0318.pdf