研究について

研究成果

港研構内およびアシカ島における気象・海象観測

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 0314 1979年03月
執筆者 佐々木弘、菅原一晃、佐々木徹也、広瀬宗一、夷塚葉子、金子大二郎、高橋智晴
所属 水工部 海象観測研究室
要旨

 港研構内およびアシカ島における気象・海象観測の経緯と概要を紹介し、これらのうち構内における降水量、潮汐風およびアシカ島における風、波の観測データについて一般統計を行なった。下記に代表値を列記すると、
(1)久里浜の平年降水量は1574mm、既往の年最大は2009mm、月最大は426.1mm、日最大は202mm、時間最大は67mm、10分間最大は22mmである。
(2)久里浜の平均潮位はTP-0.039m、瞬時高低極潮位はそれぞれTP+1.208、TP-1.352mである。
(3)構内の最多風向NNE、最多風速は2~5m/s、アシカ島のそれはNNE、5~110m/sである。構内の最大平均風速は、構内では約28m/s、アシカ島では35m/sであり、最大瞬間風速は、構内では40.6m/s、アシカ島では49.6m/sが記録されている。
(4)波浪統計量間の関係はT1/3/Tが約1.25となり、各地で得られている値に比して少し大きめの値となった。

全文 /PDF/no0314.pdf