研究について

研究成果

船舶の主要寸法に関する解析

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 017-04-07 1978年12月
執筆者 寺内潔、吉田行秀、奥山育英
所属 設計基準部 システム研究室
要旨

 本報告は世界中の船舶のうち、一般貨物船、石油タンカー、鉱石専用船、旅客船、カーフェリー(単胴船)、木材専用船、フルコンテナ船について諸元の相互関係について回帰分析を行ったものであり、とり上げた解析項目は、総トン数、重量トン数、純トン数、全長、満載喫水、型幅及びマスト高である。
 資料の収集は、LLOYD(1975年版)及び日本船舶明細書(昭和51年版)から行っており取扱い船舶数は約1400隻である。結果は回帰曲線式で表示し利用しやすくしており、船型により内航船と外航船とに分け、計算領域を2分して曲線式を算出している。その結果今日問題になっているバース諸元の不足の裏ずけとなる値が導かれおり、港湾関係者にとって十分利用されうる報告といえよう。

全文 /PDF/vol017-no04-07.pdf