研究について

研究成果

直立式円筒浮体の波浪中の動揺振幅に関する研究

発行年月 港湾空港技術研究所 報告 017-04-03 1978年12月
執筆者 合田良実、鈴木康正、蜂須賀和吉
所属 海洋水理部 海洋水理部長
要旨

直立式円筒形をした浮体をユニバーサルジョイントで海底に接続し、灯標として用いることが考えられている。本報告は、直立式円筒形浮体の波浪中における動揺振幅について、理論解析、水理模型実験および現地海洋実験を行なって検討したものである。
 解析の結果、次のような結論が得られた。
 (1)浮体に作用する非線形減衰力を考慮した理論計算結果は、水理模型実験結果および現地海洋実験結果と良く一致する。
 (2)不規則波中における浮体の動揺特性は、規則波中のものと異なる場合がある。
 (3)数値積分を用いたシュミレーション法は非線形項を含む運動方程式の解法として極めて有効である。

全文 /PDF/vol017-no04-03.pdf