研究について

研究成果

規則波理論による不規則波中の水粒子速度の算定

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 017-04-01 1978年12月
執筆者 小舟浩治
所属 水工部 高潮津波研究室
要旨

本研究は、規則波理論により不規則波中の水粒子を算定した場合の誤差について検討したものである。
 実験は長さ104m、幅3.7m、水深3.35mの水路で行ない、水粒子速度はプロペラ式流速計およびホット・フィルム流速計により測定した。
 水粒子速度の測定値および算定値を比較検討した結果、次式で与えられる相対誤差rの分布は正規分布であり、不規則波中の大きい波群における相対誤差の標準偏差は、小さい波群のそれより小さいことがわかった。
 (式)(式は省略)
 このことは、設計の対象となる大きい波については、規則波理論により比較的正確な酸い粒子の算定が可能であることを示している。

全文 /PDF/vol017-no04-01.pdf