研究について

研究成果

港湾地域における土の工学的諸係数の相関性

発行年月 港湾空港技術研究所 資料 017-03-01 1978年09月
執筆者 小川富美子、松本一明
所属 土質部 土質調査研究室
要旨

 日本の港湾地域にの建設工事では、沖積層の特性がしばしば構造物の挙動を支配する。港湾技術資料No.71では、沖積層の物理特性、コンシステンシー限界、圧密特性を統計的に処理して相互の相関を示した。
 その後、土質試験法が改訂されたこと、そして土質調査で入手した信頼し得るデータがこの数十年間に蓄積されてきたため、筆者等はデータを再度解析した。
 本報告では前回に取り上げた特性に加えて、一軸圧縮強さ、有効土被り圧、圧密降伏応力を解析に加えた。沖縄、北海道を除く全国のデータの相関を議論し、さらに6特定地域のデータについては個別に相関を求めた。
 幾つかの特性は良い相関性を示しており、土質調査試験の計画段階において、また結果の評価において有効な利用が期待される。

全文 /PDF/vol017-no03-01.pdf